蕾神話
切前と言ってどのタイミングで切って出荷するかはとても大事です!同じお花、品種でもそのタイミングが早すぎてもダメ、遅くてもダメ・・・お花の種類や気温、季節によって少しずつ違ったりします。
よくこの花もう咲いちゃってるわよね~ なんて事をお客様に言われますが、今日仕入れてきたばかりで、この花はこういう状態で出荷されるんですよ~とご説明したりしますが、中には疑いの目でこちらを見る方も・・・でも、嘘は言いませんから!もうあまり保たないな~ってお花は店には並べませんし、万が一そんな時は差し上げたりして楽しんで頂いてます!!
あれ?脱線・・・(^_^;)
今回のお話はそんな愚痴っぽい事じゃなくて!!
要するに蕾なら良い訳じゃないんですよ~って事です。日本、特に北海道は、蕾が最高!!って神話みたいに信じて疑わない方が未だ多くいらっしゃいます。勿論、その方が長く楽しんで頂けるお花が多い事も事実ですが、そうではないお花も沢山あるんです。ある程度咲かせた段階で切って出荷する方が格段に良いお花も多いのもまた事実です!!
その代表みたいなのがバラです。バラこそ蕾が一番って思ってる方が殆どだと思います。それは確かにそうなんですが、店に並べてから開いてきたのか、出荷の段階でそうなのかはもはや全く別のお話!!
今回はそんな花の不思議な魅力のお話・・・♩
ブルームという咲き具合を示す言葉があります。
フルブルームと言うと、乱暴に言うともうパンパンに満開って事なんですが。
出荷の段階でのフルブルームのバラは、もう全く別の品種かと思う位違う表情です!
例えばこちら
バラ(アヴニール)
で、↓ こちらが生産者さんの圃場でフルブルームにして出荷してもらったもの
まるで別のお花みたいじゃないですか?
通常の状態のバラをどれだけ咲かせてもこうはならないんです!圃場(畑)で満開まで咲かせてはじめてこうなる。そしてこの状態で出荷されたこの子たちは驚くほど長保ちです♪
どうですか~?
また違うお花の魅力のお話♩ でした。
posted: 2019.10.7